総務省が2日発表した8月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント上昇の3.0%だった。3%台に達したのは2017年5月(3.1%)以来。悪化は2カ月連続になる。
完全失業者(原数値)は206万人で前年比49万人増えた。このうち39万人は勤め先や事業の都合による離職で、前年より19万人増えた。失業者の増加は7カ月連続。
休業者は216万人で7月から4万人減少した。過去最高だった4月(597万人)からは大幅に減り、新型コロナウイルスの感染拡大前とほぼ同じ水準になった。
特にパートタイム労働者やアルバイト、契約社員など非正規雇用に厳しさが続いている。非正規雇用者数は前年同月に比べて120万人少ない2070万人となり、6カ月連続で減少した。派遣社員も13万人少ない127万人だった。正社員は38万人増と3カ月連続で増えた。
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