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サムスン会長の李健煕氏死去…松下幸之助を尊敬、日本企業の経営手法に精通 - 読売新聞

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 【ソウル=豊浦潤一】韓国最大の財閥サムスングループの創業家2代目、李健煕イゴンヒサムスン電子会長が25日、ソウル市内の病院で死去した。78歳だった。2014年5月に急性心筋梗塞で倒れた後、長男の李在鎔イジェヨン副会長(52)が事実上のトップとして采配をふっており、サムスンの経営に大きな影響はないとみられる。

 創業者の李秉●(イビョンチョル)氏の三男として韓国南東部で生まれる。少年時代に日本に住んだ経験を持ち、65年に早稲田大を卒業した。

 1987年、父を継いでサムスングループ会長、98年にはサムスン電子会長に就任した。2008年に政官界に裏金を提供した疑惑の責任をとって辞任したが、10年に会長に復帰した。

 1997年のアジア通貨危機の際には自動車など不採算部門を大胆に整理する一方、半導体など成長を見込んだ事業には巨額の投資を行う「選択と集中」により、サムスングループ会長就任後の約25年間でグループの売上高を約30倍、株式時価総額を約300倍に急成長させた。

 松下幸之助を尊敬しているとされ、日本企業の品質改善や経営手法にも精通していた。

※●は吉を2つ横に並べた文字

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