米国はロシアの富豪ウラジーミル・ポターニン氏に制裁を科した。これは米財務省による広範な制裁措置の一環で、ロシア政府と関連がある40人程度が対象となっている。ただ同氏の鉱業企業ノリリスク・ニッケルは対象外とした。米国は金属市場の安定を維持しようと努めている。
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、ロシア軍は1月にも再び首都キーウ制圧を試みることは「疑いようがない」と警告した。同司令官によれば、ロシアはベラルーシ側から攻め込む可能性がある。またダニロフ国家安全保障・国防会議書記は、ロシア軍が2カ月にわたるエネルギー施設への攻撃で使用したタイプのミサイルは急速に底をつきつつあると指摘した。
欧州連合(EU)首脳らはブリュッセルでのサミットで戦争の最新動向を話し合った。ロシアがウクライナのエネルギーインフラを攻撃したことから、ウクライナ市民がこの冬を乗り切るために必要な支援などが協議された。
ウクライナ情勢を巡る最近の主な動きは以下の通り。
ロシアは再びキーウ制圧を試みるだろう-サルジニー総司令官
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は英誌エコノミストに対し、ロシアが再度キーウ制圧を狙うのは「疑いようがない」と述べた。同司令官はロシアが次の攻撃に備えて軍備を蓄えていると指摘。攻撃は東部のドンバス地域や北のベラルーシ、もしくは南側から開始する可能性があるとの見方を示した。
ロシアはミサイル消耗、大規模攻撃あと最大4回
ダニロフ国家安全保障・国防会議書記によれば、ウクライナのエネルギーインフラを徹底的に破壊したような大規模なミサイル攻撃を仕掛ける余力は、ロシアにはあと3回か4回分しか残っていない。
同氏は14日のインタビューで、「ロシアがこれまでにどれだけ消耗しているかは分かっている。あまり多くは残っていないこともだ」と発言。ロシアのミサイル在庫が尽きつつある一方で、「ウクライナの対空防衛は一層強固になりつつある」と語った。
ロシアはミサイル消耗、大規模攻撃あと最大4回-ウクライナ国防幹部
ロシア産原油、ウラジオストク南東からの輸出は大幅減
ウラジオストク南東にあるコズミノ港からのロシア産原油輸出の減少が暫定的に示唆された。ロシアの石油収入を対象にした主要7カ国(G7)による制裁措置が影響した。
ブルームバーグ・ニュースが追跡するタンカー情報によれば、ロシア産原油に上限価格が適用されてからの10日間でコズミノで船積みされた原油は440万バレルと、前月の水準から半減した。

原題: Ukraine Latest: Warnings of Possible January Assault on Kyiv
(抜粋)
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