10年以上、断交状態にあったサウジアラビアとシリアのアサド政権が、領事業務の再開について協議している、とサウジ政府系のテレビ「エクバリヤ」が23日報じた。サウジとしては、イランとの関係正常化合意に続き、対立関係にある周辺国との和解の動きとなる。
サウジはアサド政権によるシリア反体制派への弾圧を理由に2011年、駐シリア大使を召還して外交関係を断絶し、反体制派を支援してきた。アラブ連盟も同年、アサド政権を資格停止処分とし、同政権はアラブ圏の中で孤立状態が続いていた。
しかし、今月10日にアサド政権を支援するイランとサウジが16年から途絶えていた外交関係の正常化で合意。2月にトルコやシリアを襲った地震では、サウジなどアラブ各国がアサド政権側に救援機を送るなど、関係改善の機運が高まっていた。
ただ、ロシアを後ろ盾としてきたアサド政権との関係改善には、米国などが反発するのは必至。アサド政権による弾圧を逃れてシリア北西部の反体制派支配地域にとどまる避難民への影響も懸念される。(カイロ=武石英史郎)
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