[北京 ２２日 ロイター] - 中国北部で猛暑が続き、首都北京市では２２日、気温が４１度を超え、６月として過去最高気温を記録した。
市の気象局によると、現地時間午後３時１９分に北京の主要観測地点である南部郊外で４１．１度を記録。６月の気温としては、近代的な気象観測が始まって以来の最高を更新した。これまでの最高は１９６１年６月１０日の４０．６度。
北京の北東部の湯河口では４１．８度を記録した。
４１．１度は、観測史上で１９９９年７月２４日に記録した４１．９度に次ぐ２番目の高さとなる。
同市はこれに先立ち、週末にかけて市内の大半の地域で気温が３９度まで上昇する可能性があるとして上から２番目に警戒度が高い気象警報を発令していた。
当局は状況に応じて、赤、オレンジ、黄、青の４段階の警報を出す。北京市が出したオレンジ色の警報は、１日の最高気温が４０度を超えるか、３７度を超える日が２日続くと発令される。
北京、天津、河北省、山東省は先週熱波に見舞われ、地元当局は農作物の保護や観光客の安全確保に動き、日中の暑い時間帯の屋外作業を中止するよう呼びかけた。
国家気象局は先週、例年より２週間ほど早く熱中症警報を発令した。
港湾都市の天津では、エアコン利用の増加で電力需要が高まり、送電網の負荷が１５日に前年比２３％増の１４５４万キロワットに達した。
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