米商務省、一部中国企業を制限対象から除外－レモンド氏訪中に先立ち - ブルームバーグ

米国は27の中国企業・組織に対する制限措置を解除した。レモンド米商務長官による今月の訪中に先立ち、融和姿勢を示唆する動きだ。

　　米商務省は21日、リチウム電池材料メーカーの広東光華科技やセンサー製造の南京高華科技などの中国企業を「未検証リスト（ＵＶＬ）」から外した。同リストに掲載された企業は、米国の技術を入手する能力が制限される。

　　商務省の発表資料によると、これら企業の最終用途チェックが成功裏に完了し、同省の産業安全保障局が「合法性と信頼性」を認めることができたため、リストから除外された。

　　同リスト上の企業が米国の企業・団体から製品を購入するには追加のライセンス取得が必要。米当局は今回、インドネシアやパキスタン、シンガポール、トルコ、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の組織もリストから除外した。

　　中国外務省の汪文斌報道官は22日、「双方が相互尊重に基づき、意思疎通を通じて個別の懸案事項に対処できる」ことを示すものだと述べ、米商務省の発表を歓迎。「中国は引き続き、中国企業・機関の合法的な権利と利益を断固として守り続ける」と付け加えた。

　　バイデン政権は、中国との緊張緩和に取り組んでおり、その一環としてレモンド長官が今月中に北京を訪れる。

　　中国側も同様の動きを見せている。李強首相は21日、中国を訪問中の米中ビジネス評議会の代表団と面会し、「主要国としての責務に取り組み、国際貿易ルールを共に維持し、世界の産業・サプライチェーンの安定を確保するため、中国は米国と協力する用意がある」と語った。新華社通信が伝えた。

　　中国はレモンド長官による27－30日の訪中を確認した。

原題： US Lifts Controls on Some China Firms Ahead of Raimondo Trip (1)、*CHINA CONFIRMS US COMMERCE SECRETARY TO VISIT AUG. 27-30（抜粋）

(最終段落を追加して更新します)

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