牛豚の次はエビ、シーフードにも代替肉ブームの波（ロイター） - Yahoo!ニュース

代替肉ブームの波はシーフドにも押し寄せている。シンガポールのスタートアップ企業が、世界で初めて研究室で育てた「エビ」を食卓に載せようとしている。
牛や豚、鶏の代替肉はもはや珍しくない。
市場規模は2029年までに1400億ドルになると、英金融機関バークレイズは試算する。
シンガポールのスタートアップ企業シオク・ミーツは甲殻類に挑戦、食卓をよりバラエティ豊かにしようとしている 「ここ3、4年の間に参入した企業のほとんどは牛や豚、鶏肉を手掛けてきた」と、シオク・ミーツのサンディア・シュリナムCEO（最高経営責任者）は言う。
「欧米で需要が大きいためだ」
シオク・ミーツによると、エビやロブスターの肉を研究室で作る企業は同社が初めて。
抽出した細胞に栄養を与え、4─6週間かけて培養する
「すべての魔法はここで起きる」と、シュリナムCEO。
ロイター記者がエビ餃子を試食したところ、普通の餃子と遜色なかった。
問題は値段。餃子一皿で200－300ドルもする。
ここで作られたエビ肉は、今のところ1キロ5000ドル。コストの9割は栄養液が占めるという。今年中に100分の1に引き下げたい考え。
環境負荷が小さいこともアピールポイントだ。
広い土地が必要な畜産業は環境への影響が大きい。
養殖も同じで、マングローブなど生態系にダメージがあると批判されてきた。
抗生物質を過剰使用を指摘される養殖業者もいる。

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January 29, 2020 at 02:30PM
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