28日の東京株式市場は、主力株中心に売りに押される展開となりそうだ。前日の欧州株市場は総じて軟調な地合いが継続した。米国株市場ではキャタピラーや3Mなどの下落が響きNYダウが200ドル超の下げと下値模索が続いたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反発した。欧米で新型コロナウイルス感染者数が再拡大していることが引き続き警戒されている。東京市場では新型コロナの影響は欧米と比較して軽微だが、リスク回避ムードは拭い切れない状況で、弱含みの推移が予想される。取引時間中は米株価指数先物の動きなどに左右されそうだ。個別株ベースでは決算発表に絡み明暗を分ける展開が予想される。
27日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比222ドル19セント安の2万7463ドル19セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同72.414ポイント高の1万1431.351だった。
日程面では、きょうは日銀の金融政策決定会合(~29日)。東証マザーズにさくらさくプラス<7097>、プレミアアンチエイジング<4934>が新規上場する。海外では7~9月期の豪消費者物価指数(CPI)、ブラジル中銀の政策金利発表など。
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