英国は欧米で初めて新型コロナウイルスワクチンを承認した。米ファイザーと独ビオンテックが開発したワクチンの使用を、米国と欧州連合(EU)に先駆けて認めた。
英国は緊急承認のための特別ルールで早期承認に道を開いた。世界的な新型コロナとの闘いでワクチンは大きな役割を担うと期待されている。ファイザーとビオンテックは先月、メッセンジャーRNA(mRNA)技術に基づく両社のワクチンが臨床試験データの最終分析で95%の有効性を示したと発表していた。
英政府の発表によると、ワクチンは同国で来週から利用可能になる。英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は2日、ワクチンが「安全と品質、有効性についての厳しい基準を満たした」との判断を示した。
英当局は迅速にワクチンを承認する意向を示していた。全国の医師に接種の準備もさせている。英国民の死者数が6万人に近づく中で、これまでの対応不備を取り返す好機となる。
ファイザーとビオンテックは今週既に、EU当局にコロナワクチンの認可を申請し、年内にも承認が下りる見通しとなっている。米国では食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が10日に会合を開きワクチンについて協議する予定。
英政府は11月下旬に、EUの欧州医薬品庁(EMA)の判断を待たず独自に判断を下せる特別ルールを発動していた。
英国はファイザー・ビオンテックのワクチンを2000万人の国民に2回ずつ接種できる量を発注している。両社はEU、米国、日本などにも供給する契約を結んでいる。
原題:
U.K. Clears Pfizer-BioNTech Covid Vaccine Ahead of U.S., EU (1)、
U.K. Clears Pfizer-BioNTech Covid Vaccine Ahead of U.S., EU(抜粋)
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