フィンランドのサンナ・マリン首相(36)がパーティーで踊って騒ぐ姿が撮影された動画がSNS(ネット交流サービス)に流出し、波紋を広げている。パーティーで薬物が使われた疑惑も野党などから指摘されたため、マリン氏は19日、薬物検査を受けたことを明らかにした。結果は近日中に判明するが、マリン氏は「違法なことはしていない」と疑惑を否定している。
地元メディアによると、動画は8月上旬の撮影とみられる。屋内で大音量の音楽がかかる中、タンクトップ姿のマリン氏が友人らと肌を密着させて踊っており、参加者は歌手や政治家と報じられている。マリン氏は「私には家庭や仕事もあるが、友人と過ごす自由な時間もある。多くの同年代の人々と同じだ」と述べ、リラックスする時間は必要と訴えた。
だが一部メディアは、動画内でコカインを示す隠語が使われていると指摘。隣国ロシアによるウクライナ侵攻や物価高騰など国内外の課題が山積する中、野党からは「薬物検査を受けるべきだ」「不謹慎だ」といった声が上がっていた。
2019年12月に34歳で首相に就いたマリン氏は、フィンランド史上最年少の首相となっただけでなく、当時、世界の現職首相としても最年少だと報じられた。1児の母だが、21年12月には新型コロナウイルスの感染者と接触後にクラブに出かけ、未明まで踊っていたとして謝罪に追い込まれた。
フィンランドでは女性の政界進出が進んでおり、マリン氏が19年に組閣した際には、連立政権を組んだ五つの党のうち、3党の党首が30代の女性として話題を呼んだ。【ロンドン篠田航一】
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