
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一見勝之知事は19日、臨時の記者会見を開き、21日までの予定としている「BA・5対策強化宣言」の期限を9月4日まで延長すると発表した。一見知事は「換気やマスク着用の徹底と、重症化しやすい高齢者に感染を広げないための対策をお願いしたい」と呼びかけた。
県によると、19日の感染者数は4607人と過去最多を更新した前日に続いて4000人を超えた。70、80歳代の男性2人の死亡が確認され、県内の死者は397人となった。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1176・16人で、前週比1・1倍と、7日ぶりに1倍を上回った。病床使用率は前日比2・2ポイント減の52・7%、自宅療養者は同1997人増の2万8835人で過去最多。
感染状況が収まらないことで、なかなか救急搬送先が見つからない搬送困難事案が増えたり、高齢者施設でのクラスター(感染集団)が増加したりしていることなどから、県はこの日、対策本部員会議を書面開催し、宣言の延長を決めた。
宣言期間を2週間延ばす理由について、一見知事は「1回目の宣言とほぼ同じ日数にすることにした。(ピークになることが多い)水、木曜の感染者数が重要なので、その数字を見て週末に次の判断をできるようにした」と説明。その上で、高齢者、基礎疾患のある人やその家族は「3密」にあたる場所に行かないことなどを改めて呼びかけた。
一方、入院患者の約85%が60歳以上となっていることなどを受け、県は、高齢者施設の職員らの感染をいち早く発見するために現在は2週間に1回のペースで行っている「社会的検査」を毎週1回にすることや、入所施設への抗原定性検査キットの事前配布も決めた。
また、現在は60歳以上や医療従事者らを対象としている4回目接種の対象者拡大を国に要望するという。
感染者の自治体別では、四日市市780人、津市663人、鈴鹿市530人、松阪市380人、桑名市354人、伊勢市325人、伊賀市218人、亀山市190人、名張市187人、いなべ、志摩市各104人、菰野町96人、東員町68人、明和町61人、玉城町58人、川越町56人、鳥羽市55人、尾鷲市50人、朝日町44人、南伊勢町31人、紀北町29人、大台町27人、多気町24人、熊野市17人、大紀町14人、御浜町、紀宝町各11人、度会町10人、木曽岬町7人、県外64人、不明39人。
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