北朝鮮 米韓合同軍事演習の中断求める談話発表 対抗措置も示唆 - nhk.or.jp

北朝鮮外務省は、アメリカ軍と韓国軍による定例の合同軍事演習を前に、外務次官の談話を5日発表し、国連と国際社会に対し演習を即時に中断させるよう求めました。

北朝鮮外務省の国際機構担当の外務次官は5日、国営メディアを通じて談話を発表し、アメリカと韓国の空軍が3日行った共同訓練などについて、「アメリカと南による緊張を激化させる無責任な行為で、朝鮮半島情勢は非常に憂慮すべき方向に進んでいる」と非難しました。

その上で、米韓両軍が、今月13日から11日間の日程で行う予定の定例の合同軍事演習をめぐり、国連と国際社会に対し、「朝鮮半島情勢の対決の水位を無責任に引き上げる、合同軍事演習を即時に中断させることを強く要求すべきだ」と主張しています。

さらに、「必要であれば、いくらでも同じやり方で、示威行動をとれるし、その結果は明白だ」として、対抗措置をとることも示唆し、米韓両国をけん制しています。

関係国は、米韓の合同軍事演習にあわせて北朝鮮がさらなる軍事挑発に出ることを懸念し、警戒を続けています。

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