米メディアは10日、連邦検察が共和党のジョージ・サントス下院議員(34)を詐欺や議会への虚偽説明などの罪で逮捕・起訴したと報じた。サントス氏は、2022年11月の中間選挙でニューヨーク州から下院に初当選した前後から学歴や職歴、生い立ちなどさまざまな経歴の大部分が虚偽であるとの疑惑が浮上し、本人も詐称を認めていた。
AP通信などによると、起訴内容は、選挙運動の名目で支援者から集めた寄付金を、高級服やクレジットカードの支払いといった個人の出費にあてたなどとしている。検察は声明で「政治献金で私腹を肥やし、パンデミックで職を失ったニューヨークの市民に支給されるべき失業手当を不正に申請し、下院に虚偽の説明をした」と述べた。
サントス氏は選挙活動で、大学時代はバレーボールのスター選手として活躍し、ニューヨーク大学大学院でMBA(経営学修士)を取得したなどとしていたが、実際は大学には通っていなかった。金融大手のゴールドマン・サックスなどでの勤務歴の主張もうそだった。また、自身のルーツはユダヤ系とウクライナ系だとし、親族は「ホロコーストからの生還者」などと説明していたが、米メディアは「証拠は確認できない」と報じていた。
経歴詐称を含む疑惑の拡大を受けて、共和党内からもサントス氏の辞職を求める声が広がっていた。【ニューヨーク八田浩輔】
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