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バイデン米大統領、中国を「時限爆弾」と表現 経済問題巡り - ロイター (Reuters Japan)

 バイデン米大統領(写真)は10日、経済的な課題を理由に中国を「時限爆弾」と表現し、経済成長が弱いことから同国が問題を抱えていると指摘した。ヘルシンキで7月撮影(2023年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ソルトレークシティー 10日 ロイター] - バイデン米大統領は10日、経済的な課題を理由に中国を「時限爆弾」と表現し、経済成長が弱いことから同国が問題を抱えていると指摘した。ただ、中国の経済成長率について誤った数値を述べた。

ユタ州で行われた政治資金集めのイベントで、「彼らは問題を抱えている。悪い人々が問題を抱えると悪いことをするため、これは良くない」と語った。

バイデン氏は6月に行われた資金集めのイベントでも中国の習近平国家主席を「独裁者」と表現。中国は挑発だとして非難していた。

中国の7月物価統計は消費者物価指数(CPI)が2年5カ月ぶりにマイナスとなり、生産者物価指数(PPI)は10カ月連続で下落した。

バイデン氏は中国に害を与えることは望まず、中国との理性的な関係を望んでいるとも述べた。

バイデン氏は9日、半導体や人工知能(AI)など特定のハイテク分野における対中投資を規制する大統領令に署名した。

バイデン氏は中国の成長率について「年率8%で成長していたが、今は年率2%に近い」と発言。ただ、中国国家統計局によると、中国の国内総生産(GDP)の前年比の伸びは第2・四半期で6.3%、第1・四半期で4.5%となっている。前期比の伸びは第2・四半期で0.8%、第1・四半期で2.2%だった。

中国外務省からのコメントは現時点で得られていない。

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