石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）は「行き過ぎたネガティブセンチメント」が世界の石油市場を支配していると指摘した。
ＯＰＥＣ事務局は13日、最新の月報で「最近のデータは力強い世界の主要な成長トレンドと石油市場の健全なファンダメンタルズを裏付けている」と分析。「誇張されたネガティブセンチメントにもかかわらず」、見通しはポジティブだと記した。
ＯＰＥＣは石油需要が強いと主張するが、ＯＰＥＣの盟主サウジアラビアは原油生産を数年ぶりの低水準に維持している。同国とロシアは今月に入って、日量100万バレル超の原油供給削減を年末まで継続する方針をあらためて確認した。
サウジとロシア、年末まで供給削減継続と確認－中東情勢で相場変動
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は先週、このところの原油相場下落について、投機筋の「策略」によるものだと非難した。
Oil Falls
Prices fell below $80/bbl in London amid doubts about demand
Source: Bloomberg
原題：OPEC Argues Against Excessively Negative Sentiment in Oil Market（抜粋）
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