
現地のロイター記者によると、イスラエルは3日、国内および占領下のヨルダン川西岸で働くパレスチナ自治区ガザからの出稼ぎ労働者数千人を送還した。 写真はラファに到着した労働者ら(2023年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)
[ガザ 3日 ロイター] - イスラエルは3日、国内および占領下のヨルダン川西岸で働くパレスチナ人労働者数千人をガザに送還した。
数多くの労働者がエジプトとの国境のケレムシャロム検問所を通ってガザ入りした。
イスラエルは、ガザ住民1万8000人余りに対し、イスラエルやヨルダン川西岸での就労許可を出していた。主に農業や建設業で職に就き、給料はガザの平均の最大10倍とされる。
しかし、10月7日のハマスによる攻撃を受けてこの制度を廃止。イスラエル首相府は2日の声明で「イスラエルはガザとの全ての連絡を絶つ。ガザからのパレスチナ人労働者はもういなくなる」とし、「戦争が勃発した日にイスラエルにいたガザ出身の労働者は、ガザに戻される」と表明した。
10月7日時点で何人のガザ住民がイスラエルにいたかは不明。ただパレスチナ当局の高官は、4950人がイスラエルから西岸に逃れ、約5000人はイスラエル当局に拘束されているとの見方を示した。
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