画像提供, AFP
フランス・パリ中心部で2日夜、通行人が刃物を持った男に襲われ、1人が死亡、2人が負傷した。当局は26歳のフランス人の男を逮捕した。
フランスのジェラルド・ダルマナン内相によると、襲撃犯はエッフェル塔に近いグルネル通り周辺で、観光客を狙ったという。
逮捕された男は26歳のフランス人で、治安当局が以前から把握していた人物だと、ダルマナン内相は付け加えた。
AFP通信は警察筋の話として、刃物で刺されて死亡したのはドイツ人だと伝えた。
ダルマナン氏によると、容疑者はアラビア語で「アッラーフ・アクバル（神は偉大なり）」と叫び、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区の状況に憤慨していると警察に話したという。
また、この容疑者は2016年に別の襲撃を計画した罪で禁錮4年の判決を受け、フランス治安当局の監視リストに含まれていたとした。
男が精神疾患を患っていたことも把握していると、ダルマナン氏は述べた。
地下鉄のビラケム駅周辺では警察の捜査活動が続いており、当局はこの地域に近づかないよう市民に呼びかけている。
フランスの対テロ検察が捜査を担当している。
エリザベット・ボルヌ仏首相は、襲撃の影響を受けた人々に思いを寄せると共に、救急隊の対応に感謝すると、ソーシャルメディアに投稿した。
「我々はテロに屈しない。決して」と、首相は強調した。
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