【エルサレム=西田道成】イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザ北部でイスラム主義組織ハマスが造った大規模な地下トンネルを発見したと発表し、内部の写真を公開した。トンネルはガザ北部とイスラエル南部の境界にあるエレズ検問所から約400メートルの地点に通じており、10月の越境攻撃で使われた可能性がある。
軍によると、トンネルは南北に4キロ・メートル以上あり、中は車両が通行できるほど広く、電気や下水、通信網などを備えていた。レールが敷かれ、ロケット弾などの多数の武器や大型の機械が見つかった。
エレズ検問所は10月7日のハマスの越境攻撃の際に襲撃された。軍はトンネルについて、「戦闘員の移動やテロ攻撃の出撃拠点として造られた」との見方を示した。
軍は17日もハマス掃討に向けた地上作戦や空爆を続けた。ロイター通信によると、ガザ保健当局の報道担当は、北部のジャバリヤ難民キャンプが17日に空爆を受け、90人が死亡したと明らかにした。
一方、イスラエル政府は17日、ガザ南部との境界にあるケレム・シャローム検問所からガザへの物資の搬入を始めたと発表した。戦闘開始以来、イスラエルからガザに直接物資が運ばれるのは初めてとなる。
すでに物資搬入のために開通しているガザとエジプトの境界にあるラファ検問所と合わせ、これまでの倍の1日当たりトラック約200台分の物資の輸送が可能になる見込みという。
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