来年1月に行われる台湾総統選挙の最有力候補で、与党・民進党の頼清徳副総統は24日、台湾海峡の平和は世界の繁栄と安全保障の鍵だとの認識を示した。
頼氏は米国が台湾にとって「最も重要な同盟国」と述べ、主権と民主主義を守ろうとする台湾人の決意の重要性を強調した。
支持者数千人が集まった台北での選挙集会で、頼候補は記者団に「平和は強さによって決まるものであり、侵略者の善意に左右されるものではない」と述べ、「われわれは平和についての理想を持つことはできるが、幻想を持つことはできない」と語った。
バイデン米大統領は22日に、2024会計年度(23年10月-24年9月)の国防予算の大枠を定める国防権限法案に署名した。台湾の防衛能力強化を助け、国際機関への加盟を支援するための措置が盛り込まれている。
台湾で来月行われる総統選と立法院選挙では、対中関係が主要な争点の一つ。国民党の侯友宜候補と民衆党の柯文哲候補は中国との関係緊密化を呼び掛けており、野党指導者らはともに、頼氏が以前に独立支持を表明したことについて戦争を引き起こす危険があると批判している。
バイデン大統領は中国が侵攻してきた場合に台湾を軍事的に 防衛すると繰り返し発言。中国政府はこれについて、戦略的曖昧さとして知られる米国の長年の姿勢からの転換だと批判している。トランプ前米大統領は同じ約束をしないことをほのめかしているが、明確な方針は示していない。
頼氏は24日、トランプ氏が再び大統領に選出される可能性に関する質問に対し、台湾は異なる米政府の意見を尊重すると答えた。
原題: Top Presidential Candidate Says Taiwan Key for World Security(抜粋)
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