北朝鮮軍は、朝鮮半島西側の黄海に向けて、5日実施した砲撃について、韓国軍による大規模な訓練などに対抗して海上での実弾射撃訓練を行ったと発表しました。
韓国軍は、北朝鮮軍が5日午前、朝鮮半島西側の黄海にある韓国のペンニョン島とヨンピョン(延坪)島に近い北朝鮮沿岸から海に向けて200発余りの砲撃をしたと発表しました。
これについて、北朝鮮軍の総参謀部は5日午前「海上実弾射撃訓練」を実施したと5日夜、発表しました。
訓練では、5日午前9時から11時までの間に、192発砲撃したとしましたが、周辺の地域に影響を与えていないと主張しています。
訓練の目的については、韓国軍が年明けから大規模な訓練などを実施したことに対する対抗措置だとしています。
そのうえで「敵が挑発になりうる行動をとった場合、前例のない水準の強力な対応を示す」とけん制しました。
キム・ジョンウン(金正恩)総書記は年末の演説で韓国について敵対的かつ戦争中にある国家関係と位置づけていて、北朝鮮軍の発表では「同じ民族だという概念はすでにわれわれの認識から削除された」と対決姿勢を鮮明にしています。
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