英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は14日、英政府がガソリン車とディーゼル車の新規販売を禁じる時期を、従来方針の2035年から30年へと5年早める見通しだと報じた。温室効果ガスの排出量を50年までに実質ゼロにする目標の達成に向け、電気自動車(EV)の普及を推進する。
近く発表する。米カリフォルニア州がガソリン車やディーゼル車の新規販売を35年までに禁じる方針のほか、中国でも同年までに一般的なガソリン車の販売ができなくなる方向だ。英国はさらに野心的な目標を掲げる可能性が出てきた。
報道によると、英政府はプラグインハイブリッド車(PHV)の販売禁止時期に関しては、35年という計画を維持する見込みだという。
英国は2月、ガソリン車やディーゼル車の販売禁止時期を、それまでの計画だった40年から35年に早め、ハイブリッド車(HV)も対象にすると発表していた。
英国で21年11月、気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開かれることもあり、ジョンソン英首相は環境政策に熱心になっているとみられる。(共同)
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