イギリスのボリス・ジョンソン首相は28日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「女性だったら」ウクライナに侵攻しなかっただろうと述べた。そして、「クレイジーでマッチョな」侵略は「有害な男らしさを示す完璧な例」だとし、「権力のある地位にもっと女性」が必要だと呼びかけた。
ドイツ南部エルマウでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)終了後、ジョンソン氏は独放送局ZDFのインタビューに応じた。
男女平等や教育の重要性について語る中、「権力のある地位にもっと女性が必要だ」と述べた。
そして、「もしプーチンが女性だったら。彼が女性ではないことは明らかだが、もし女性だったなら、彼はあのようなクレイジーでマッチョな侵略戦争や暴力行為に踏み出さなかったと思う」と、ジョンソン氏は述べた。
「有害な男らしさを示す完璧な例を挙げるとするなら、彼(プーチン氏)がウクライナでやっていることが該当する」
また、G7首脳はウクライナでの戦争の終結を「切に」望んでいるものの、現在のところ「利用可能な取引」はないとした。
ただ、G7首脳が合意に「どんどん近づいた」として、G7サミットを「驚くべきものだった」と評価した。
ジョンソン氏は、ロシアとの交渉が「最終的に実現した場合に」ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の立場を「可能な限り最善の状態」にするために、西側はウクライナの軍事戦略を支援しなければならないとした。
NATO首脳会議へ
29日からは、スペイン・マドリードで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が始まる。加盟各国の首脳は、将来的な脅威への対応策について話し合うこととなる。ジョンソン氏はNATO加盟国に対し、防衛費の増額を要請する予定。
防衛産業への投資と、ウクライナへの13億ポンド(約2150億円)相当の軍事支援を行った結果、イギリスの国防費は国内総生産(GDP)の2.3%に達すると、英政府は予測している。
NATOは加盟各国がGDPの2%以上を国防費に充てることを目標に設定しているが、一部はこれを達成できていない。
ベン・ウォレス英国防相は28日、ロシアによる脅威を念頭に、自国軍への支出をさらに増やすようジョンソン氏に求めた。
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