【キーウ共同】ウクライナのイエルマーク大統領府長官は同国を訪問した中国とブラジルの特使に対し、ロシア軍がウクライナ領から撤退しない限りロシアと対話しないとの立場を伝えたと明らかにした。インタファクス・ウクライナ通信が25日、インタビューの内容を報じた。和平交渉の仲介に意欲を示す中国、ブラジルをけん制した形。
イエルマーク氏は国民がロシアと戦う選択をしたとして「現在の状況でわれわれにロシアとの交渉を強いることは不可能だ」と強調。ロシア軍撤退や国連憲章の履行などの条件を盛り込んだウクライナの和平案を重視すべきだと訴えた。
(共同通信)
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