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バイデン氏「状況は良い。非常に楽観的」 アメリカ債務上限問題 - 毎日新聞

バイデン米大統領=広島市内で2023年5月21日、秋山信一撮影 拡大
バイデン米大統領=広島市内で2023年5月21日、秋山信一撮影

 バイデン米大統領は26日、米連邦政府の借金限度額「債務上限」の引き上げを巡る野党・共和党との協議について「状況は良い。非常に楽観的だ」と述べ、近く合意に達するとの見通しを示した。米国債の史上初のデフォルト(債務不履行)回避に向け、詰めの交渉を急いでいる。

 ホワイトハウスで記者団に語った。バイデン氏は「交渉は進展中で、今夜中に合意できるか分かると期待している」とも述べた。共和党のマッカーシー下院議長も記者団に「協議を今日さらに進展させ仕事を終わらせるため、できる限りの努力をする」と強調した。

 ロイター通信によると、双方は26日までに、国防費を除く多くの政府プログラムへの支出に上限を設けることで暫定的に合意した。低所得者向け給付制度の条件を厳格化すべきだとの共和党の要求をバイデン政権側が拒否するなど対立点は残るが、これらを解決できれば債務上限引き上げ法案がとりまとめられる見通しだ。

 共和党は債務上限引き上げの条件として大幅な歳出削減を求めており、予算を維持したい政権側との間で協議が難航していた。ただ、仮にトップ合意できても法案を上下院で可決する必要があり、デフォルト回避に向け予断を許さない状況が続きそうだ。

 一方、イエレン米財務長官は26日、債務上限を6月5日までに引き上げなければデフォルトの可能性が強まると発表した。これまでタイムリミットは最速で6月1日としていたが、最新の財政見通しに基づき修正した。

 イエレン氏によると、6月1、2日に退役軍人や社会保障費受給者への支払いなど1300億ドル(約18・2兆円)以上の歳出があり、残りの手元資金が「極めて低い水準」になる見通し。5日以降に資金繰りが行き詰まる可能性が高いという。マッカーシー氏ら議会トップに送った書簡で明らかにした。イエレン氏は「議会が一刻も早く行動を起こし、米国の全面的な信用を守るよう要請する」と、早期の債務上限引き上げを求めた。【ワシントン大久保渉】

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