ウクライナ軍は6日、ロシア軍が占領する南部ヘルソン州と、ロシアが2014年に一方的に併合した南部クリミアを結ぶ2本の橋をミサイルで攻撃したと発表した。英仏が共同開発し、供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」が使われた模様だ。ウクライナによる反転攻勢の一環で露軍の前線への主要な補給ルートを狙った攻撃とみられる。
このうち、チョンハル橋は、6、7月に続いて3度目の攻撃となる。ロシアが一方的に任命したクリミアの「首長」によると、負傷者はいない。ヘニチェスク橋への攻撃では、橋を通行中の市民1人が負傷し、橋に並行して敷設されているガスのパイプラインも損壊したという。
露側のヘルソン州の「暫定知事」は、攻撃にはストームシャドーが使われたと主張した。ウクライナ軍は、陸路を標的としたミサイル攻撃に加えて、水上無人艇を使った攻撃も繰り返している。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6日、ウクライナ空軍の式典に出席し、兵士らとともに最新兵器や装備品を視察した。同日のビデオ演説で欧米から供与された地対空ミサイルシステム「パトリオット」が戦果を上げていると明かし、SNSには「供与された新しい防空システムや戦闘機はロシアのテロを打破する一歩になるだろう」と投稿した。
ウクライナ軍は同日、これまでロシアのミサイルや無人機など約3500の
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