
ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の首脳会議のためにインドネシアを訪れているオーストラリアのアルバニージー首相は7日午前、中国の李強首相と会談しました。
会談のあと取材に応じたアルバニージー首相は「両国の関係改善に向け建設的な議論を行った。両国が抱える貿易、領事、人権に関する問題や、安全保障についても議論した」と述べました。
そのうえで「習主席からの招待を受け、ことしの後半にも中国を訪問することを確認した」と明らかにしました。
両国首脳の会談は、去年に続き2回目ですが、オーストラリアの首相が中国を訪問するのは7年ぶりです。
両国の関係は3年前、オーストラリアの前の政権が、新型コロナウイルスの発生源を解明する独立した調査が必要だという考えを表明したことに中国が反発し、一時、急速に冷え込みました。
オーストラリアとしては、中国がオーストラリア産のワインなどにかけている高い関税や、2人のオーストラリア人ジャーナリストが中国で拘束されている問題などについて解決を図りたい考えで、関係改善が進むか注目されます。
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