イエレン米財務長官と中国の何立峰副首相との会談を直前に控え、中国が米国に対する不満を表明し、最近改善が進んでいると見られている両国関係のもろさが露呈した。
中国政府は米企業から中国はリスクが高過ぎて「 投資できない」と伝えられたとのレモンド米商務長官の発言を取り上げ、中国のビジネス環境をおとしめていると米国を非難した。

イエレン長官と何副首相(北京、7月8日)
Photographer: Mark Schiefelbein/Getty Images
国営中央テレビ(CCTV)のソーシャルメディアアカウントに投稿された 論評では、米国に投資している企業に公平な競争条件が担保されていないとして、1300を超える企業・団体が制裁を受けているとの不満を訴えた。
論評は米国の経済政策について、「覇権主義的思考」に支配されていると主張。中国をグローバルなサプライチェーンから追い出そうとする米政府の取り組みは無駄であり、米企業は対中 半導体規制に苦しめられていると論じた。
論評はまた、中国が途上国を債務のわなに陥れているというでたらめなシナリオをでっち上げているとも批判した。
バイデン米大統領は3日、中南米諸国との経済協力構想「 経済繁栄のための米州パートナーシップ」に関する首脳会合をホワイトハウスで初開催した際、投資を求める国々にとって米国のアプローチはより健全な選択肢だと強調。
米国の隣国には「債務のわな外交と、インフラや開発に対する質の高い透明性のあるアプローチとの間で、本当の選択肢があることを知ってもらいたい」と中国を念頭に語っていた。
イエレン長官と何副首相はサンフランシスコで9、10両日会談する。中国の習近平国家主席は来週開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のためサンフランシスコ入りし、現地でバイデン大統領との首脳会談に臨むと見込まれている。
Biden’s Americas Partnership Initiative
Source: Bloomberg
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原題: China Lays Out Grievances With US Before Yellen-He Meeting、 Biden Jabs at China ‘Debt-Trap Diplomacy’ at Americas Summit (1)(抜萃)
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