26日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日比173円42銭(0.66%)高の2万6470円28銭で終えた。新型コロナウイルスのワクチン開発の進展期待が根強く、相場を支えた。各国政府や中央銀行による景気の下支え策が続くとの見方も投資家心理を一段と強気にさせた。前日の米ハイテク株高を背景に、東京市場でも半導体関連株やハイテク株が買われた。
前日に日経平均は29年半ぶりの高値を更新しており、高値警戒感から朝方は主力株の一角に利益確定売りが先行。日経平均は下げて始まった。国内の新型コロナウイルスの感染拡大や経済活動の制限への懸念が重荷となったが、「いずれワクチンが開発されれば、経済活動が正常化に向かうとの強い期待が株価を支え続けている」(インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト)。
オプションに絡む要因も相場の押し上げにつながった。株高が急ピッチで進んだことから「コール(買う権利)の売り手が買い戻しを急いでいる可能性がある」(国内証券)との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2280億円、売買高は5億7881万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1276、値下がりは810、変わらずは88だった。
ソフトバンクグループが上昇。エムスリーが上場来高値を連日で更新した。任天堂スイッチの委託生産先に加わったと報じられたシャープが高い。ネクソンや富士電機、楽天が堅調だった。一方、T&DやMS&ADなど保険株が安かった。ヤマハ、浜ゴムも軟調。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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