19日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比161円21銭(0.63%)安の2万5566円93銭で終えた。新型コロナウイルス感染が世界で急拡大し景気の先行き不安が強まり、運用リスクを避ける動きが優勢だった。高値警戒感を受けた利益確定売りも引き続き出やすく、日経平均の下げ幅は200円に迫る場面があった。
東京都で新たに確認された新型コロナの感染者数は18日に過去最多を更新し、全国では初めて2000人を突破した。死者数が急増する米国では外出や店舗営業を制限する動きが相次いでおり、経済活動の制限が世界景気を下押しするとの見方から投資家のリスク許容度が低下した。
世界的な金融緩和や経済対策への期待もあり、下値では押し目買いも入りやすかった。市場では「欧米と比べると日本は新型コロナの感染をまだ抑えられている印象で、景気も相対的には強いのではないか」(国内証券)との見方もある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆758億円、売買高は5億5452万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1393と、全体の6割を超えた。値上がりは691、変わらずは89銘柄だった。
日本製鉄やJFE、三菱自やマツダが大幅安となったほか、アドテストや東エレクも売られた。アサヒやサッポロHDも下落した。一方で日経平均の構成銘柄への採用が決まったシャープが大幅高。サイバーやZHD、エムスリーなども高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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