【台北=原川貴郎】台湾を訪問中の自民党の世耕弘成参院幹事長は28日、蔡英文総統と台北市内の総統府で会談した。両氏は、中国が緊張を高める台湾海峡の問題をめぐり、日台の連携強化の必要性を確認した。安全保障分野での対話の枠組みとして、日台与党間の外交・安全保障責任者による「外務・防衛2プラス2」を定例化することでも一致した。
世耕氏は、政府が16日に「台湾海峡の平和と安定」を明記した「安保3文書」を閣議決定したことなどを説明。台湾が27日に兵役義務の延長など自衛力強化策を打ち出した直後の会談となったことを踏まえ、中国を念頭に「こういう中で日台のハイレベルが意見交換をすることは強力なメッセージになる」と指摘した。
その上で、安保分野に関し「実務家同士の情報交換を深める必要がある」として、自民と台湾与党・民主進歩党の外交・防衛政策責任者による対話の定例開催を提案した。蔡氏は賛意を示した。
2プラス2は、世耕氏に同行した堀井巌外交部会長ら自民の外交、国防部会の幹部と、台湾の民進党の外交や防衛政策の責任者が担当する。両党は昨年8月、オンライン形式で実施したが、新たに対面形式での定期開催を進める。
蔡氏は会談で、安保3文書について、「日本は大幅に防衛力を向上させて、地域の平和と安定を維持していく決意を見せている」と評価。台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加入への支援も求めた。
from 世界 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/y6AlrZD
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "日台与党「2プラス2」定例化で一致 世耕氏、蔡英文総統と会談 - 産経ニュース"
Post a Comment