軍首脳がニジェール情勢協議西アフリカの地域共同体 - 産経ニュース

西アフリカ諸国経済共同体（ＥＣＯＷＡＳ）の会合のために集まった各国首脳＝１０日、ナイジェリア・アブジャ（ＡＰ＝共同）

クーデターが起きた西アフリカ・ニジェールへの対応を協議するため、西アフリカ諸国経済共同体（ＥＣＯＷＡＳ）が１７日、ガーナの首都アクラで加盟各国の軍首脳による会合を開いた。編成を決めたＥＣＯＷＡＳ待機軍の在り方を議論し、軍事介入への備えを進めるもようだ。最終日の１８日に何らかの決定が出る可能性がある。ロイター通信が伝えた。

ＡＰ通信によると、待機軍はナイジェリア、コートジボワール、ベナン、セネガルなどから要員を集め、数千人規模になるとの見方がある。

ただＥＣＯＷＡＳは軍事介入を「最後の手段」（ナイジェリア政府関係者）と位置付け、交渉による平和的解決の道を模索している。背景には、軍事介入すれば周辺国と対立するマリやブルキナファソがニジェール側で参戦し、一帯を巻き込んだ地域紛争に発展しかねないとの懸念がある。（共同）

ニジェール軍政首相が外遊　対話機会「開いている」

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